大砂子獅子舞

町指定文化財(無形文化財)昭和56年2月16日

この獅子舞の起源は天保年間疫病が流行し庶民がこれに苦しんだとき、大砂子の神職中西永太夫が京都に上り獅子頭を購入して帰り獅子神楽を奉納し、疫病悪魔退散を祈願したことに始まったといわれる。その伝承を裏付ける証左として舞台を作る幔幕に天保12年(1841)9月吉日の日付けと神主中西石見の染め抜きがあり、さらに元治2年(1865)のもう1枚の幔幕には神主中西能登とある。

所作がどのようにして現在のようになったか詳らかでないが、かつて伊勢神宮の中級神職が神札を各家に配布する御師(おし)として各地を巡っていた。御師は獅子頭の舞を奉納して家々を清め祓っていたが、いつの頃からか県下東部各地にて定着したものと推測されている。

土佐の獅子舞は獅子の相手を要する手飼い獅子で、手飼い役は幼児や少女、またそれに扮した青年であったり、天狗であったりするが大砂子は太夫(神主)である。

太夫の手飼いは土佐では数少ないが、その演出からみて同一系統のものであろう。

記録によると太夫の着ける面は猩猩(しょうじょう、好酒人)面であったようだが、いつの頃からか翁面に変わっている。

交 通

大豊ICから車で40分

時 期

10月16日

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駐車場

駐車場なし

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